詰め物・被せ物が取れる原因や注意点は？
皆さんこんにちは。
大阪市旭区 森小路駅近くの【たつみ歯科医院】です。
むし歯の治療で詰め物・被せ物をしている方には、外れてしまって困ったという経験をした方も多いのではないでしょうか？
このような場合、どうしたらよいのでしょうか。
今回は、詰め物・被せ物が外れる原因や、注意点などについてお話しいたします。
詰め物を歯に接着する時に使うセメントが、治療から何年も経過して劣化したために溶けてしまい、詰め物・被せ物が外れる場合があります。
また、詰め物・被せ物と歯の間の隙間からむし歯になってしまうことで、接着部分の歯が溶かされて詰め物が合わなくなって外れる場合があります。
ほかにも、歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯にさまざまな方向からの強い力がかかって外れる場合があります。
詰め物・被せ物が外れて取れてしまった時は、捨てずにとっておくようにしましょう。
場合によっては、そのまま元の場所に接着するだけで済むこともあるためです。
また、取れた詰め物・被せ物は、小さなタッパーなどの容器に入れて保管してください。
ティッシュなどに包んでお持ちになる方がいらっしゃいますが、変形したり壊れたりする可能性があります。
あとは、ごくまれにいらっしゃるのですが、取れてしまった歯をご自分で接着しようとしないでください。
ご自分で接着すると、歯と詰め物・被せ物の間にすき間が出来てしまって、そこからむし歯になる可能性があるほか、無理な力がかかって歯が割れたり欠けたりすることがあります。
必ず歯科医院で処置してもらうようにしましょう。
詰め物・被せ物、それらを歯に接着するためのセメント、かぶせ物の下の土台は、長い年月が経つと劣化します。
劣化した状態のままで使い続けると、むし歯や歯周病、歯ぐきの変色など、お口の中にさまざまな影響を及ぼし、お口の環境を悪化させてしまう原因となります。
「一度治療したから」と放置される方も多くいらっしゃいますが、時間の経過とともにこのようなことが起こります。
治療後も定期的に歯科健診を受けて、詰め物・被せ物の状態を確認してもらいましょう。
このように、詰め物・被せ物は時間が経つと劣化してしまうことがあります。
せっかく治療をしても、その詰め物・被せ物が外れてしまっては意味がありませんし、さらにそのまま放置してしまうと、また治療が必要になってしまいます。
再治療を行うと、さらに歯を削る必要があるため、繰り返すことで抜歯しなければいけなくなる可能性も高くなってしまいます。
そのため、治療が終わったからといって安心せず、定期的に歯科医院を受診して、メンテナンスをすることを心がけましょう。