マウスピース型矯正装置
による小児矯正
マウスピース型矯正装置(MRC)による小児矯正では、取り外し式のマウスピースを使うとともにお口周りの筋肉トレーニングを行います。
口呼吸や舌のクセ、舌を突き出し口の周りに力を入れる飲み込み方(逆嚥下)など、不正咬合につながる習慣を改善し、適切な歯並びをめざすことが目的です。
また、鼻からの呼吸に整えることで、鼻で空気に適度な湿り気を持たせることができるため、のどの潤いを保つことにつながり、さらに鼻で空気をろ過することによりウイルスや細菌の侵入を防ぐことで身体にいい影響を与えてくれます。
※矯正歯科治療は、公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
マウスピース型矯正装置
(MRC)について
マウスピース型矯正装置(MRC)は世界100ヶ国以上で使用されている矯正方法です。
口呼吸や舌のクセ、逆嚥下、指しゃぶりなどを続けていると、不正咬合や顎の不適切な発達につながります。
マウスピース型矯正装置(MRC)は、子どもたちの舌が適切な位置に来るようにトレーニングすることで鼻呼吸に導き、お口周りの筋肉を適切に使う習慣が身に付くのです。また、顎を拡大して永久歯が並ぶスペースを用意する効果も期待できます。
※歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)は輸入元 株式会社オーティカ・インターナショナル、販売元 株式会社オーティカ マイオソースより入手しています。
※国内にも歯列矯正用咬合誘導装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
※世界100ヶ国以上でマイオブレース・システムが使用されており、過去30年における研究の結果、顎の発育不全と悪い歯並びの原因治療に有効であることが証明されています。
使用目的
マウスピース型矯正装置(MRC)の目的は、お口周りの筋力のトレーニングです。
トレーナーを装着することで、顎を拡大し、お口周りの筋力を改善して鼻呼吸へと導きます。日中1~2時間と就寝中に装着するだけで、歯磨き中は取りはずせるのでお口を清潔に保てます。
使用可能時期
治療をスタートする年齢は一般的に5~6歳くらいです。上顎がもっとも発育する8歳ごろよりも前に治療を開始するのがおすすめです。
治療前に歯を抜く必要はなく、呼吸や舌、飲み込み方、頬と唇についてのトレーニングを行うとともに、マウスピース型矯正装置(MRC)を毎日一定時間装着することになります。
親子で協力することが大切
マウスピース型矯正装置(MRC)による矯正治療は、お子さまとおうちの方が協力し合って進めていくことが重要です。
まずはお子さまに「歯並びを治したいか」を確認するとともに、おうちの方もお子さまをサポートできるかどうかじっくりとお考えいただき、その上で治療を受けるかどうかご判断いただくようお願いいたします。
マウスピース型矯正装置
(MRC)のメリット
ワイヤー矯正など、一般的な小児矯正に比べて、MRC小児矯正には次のような様々なメリットがあります。
治療中の痛みを減らせる
抜歯せずに治療できる
トレーナーを取りはずして歯を磨けるため、むし歯のリスクを抑えられる
治療後に保定する必要がない
歯並びの原因も改善するため、後戻りしない
姿勢を改善しやすい
アレルギーやアトピー、いびき、ぜん息の改善が期待できる
免疫機能や飲み込みの機能の改善が期待できる
マウスピース型矯正装置
(MRC)のデメリット
様々なメリットのあるMRC小児矯正ですが、次のようなデメリットもあります。
お口の機能改善が優先されているため、一般的な矯正に比べて歯並びのきれいさは控えめ
毎日数10分、トレーニングを行う必要がある
毎日日中1~2時間と就寝中にトレーナーを装着する必要がある
特に装着時間が規定よりも短かったり、トレーニングが不十分になったりする場合は、治療効果が低下することがあります。毎日必ず定められた装着時間を守り、決まったトレーニングを行いましょう。
費用について
マウスピース型矯正装置(MRC) | 33万円~(税込) |
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通院回数 | 約24~30ヶ月間 |
通院期間 | 24~30回 |
※上記の治療費用や通院回数は目安となります。詳しくは診療の際にご確認願います。
※自由診療となります。
小児矯正は
たつみ歯科医院にご相談を
MRC矯正では、お子さまの歯並びが悪くなる前に、歯並びを悪化させる原因にアプローチします。
お子さまの歯並びが気になる方、不正咬合を予防したいとお考えの方は、MRC矯正についての診査をクリアした、京阪電車「森小路」駅近くの【たつみ歯科医院】までご相談ください。