いつまでも健康でいられるように
当院では、お口の健康だけではなく、全身が健康になることを目標として診療しております。
口腔疾患と全身疾患は関連が深く、密接にリンクしています。
当院では医科とも連携を取り合いながら、「お口の健康」と「全身の健康」を一緒に管理いたします。
歯周病と全身疾患

- 糖尿病の悪化
- 早産・低体重児出産
- 誤嚥性肺炎
- 脳卒中
- 心臓病
つまりお口の健康は全身の健康と深くつながっています。日々のケアと歯科医院での専門的なケアでむし歯や歯周病を「予防」して、健康な毎日を過ごしましょう!
唾液検査って?

つまりそれらの細菌に対して何らかの対策を行わないと、いずれむし歯になってしまうということです。そこで当院では唾液検査器による検査でお口の中のむし歯菌を科学的に検証。その検査結果に基づき、患者さまに効果的な予防方法をアドバイスいたします。
- 唾液検査でどんなことが分かるの?
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- お口の中のむし歯菌の量
- 唾液を分泌する量
- 唾液の中和力(歯の溶けやすい食後のお口の環境を通常の状態に戻す力)
唾液検査の流れ
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Step1
採取
SMTの測定には、洗口吐出液を用います。検査キット付属の洗口用水(3ml)を口に含み、口腔内全体にいき渡るように10秒間洗口するだけで試料の採取が完了します。 -
Step2
測定
洗口吐出液を試験紙に点着して専用機器にセットすれば、測定がスタートします。測定時間はわずか5分。SMTは1回のアポイント中に結果をフィードバックできるスピード検査です。 -
Step3
結果
測定結果はパソコンに転送され、簡単に結果シートを作成できます。歯の健康、歯ぐきの健康、口腔清潔度に関する項目をチャートで表示し、その場で患者さんと共有しましょう。
自分に合った予防ケア
年齢やお身体の状態によって予防方法は異なります。
ご自身に合った予防ケアを行いましょう。
妊娠中の方

赤ちゃん

むし歯や歯周病などの歯科疾患からお子さまを守るためには、赤ちゃんのうちから顎の発育を検査・観察し、成長にあわせ常に口腔内を良い環境に整えておくことが第1の予防策になります。
また、将来の歯科疾患を防ぐ土台作りには保護者の方の協力が不可欠です。赤ちゃんのお口の成長に必要なことや、お子さまへの歯磨き指導など、ご家族の皆さまにぜひ知っておいていただきたいこともレクチャーいたします。
健やかな骨格の成長と歯並びは、お子さまの健康的な人生の支えとなります。
有病者の方

当院ではまず、患者さまのご病気の状態や、服薬中のお薬などをしっかりと把握するために、時間をかけてお話をうかがいます。そしてお一人お一人にあわせた予防治療と、患者さまがご自宅でも行えるお口のケア方法などをアドバイスいたします。
定期検診

いつまでも自分の歯を守るためには3~6ヶ月に1度の定期検診を受けることが大切です。
歯の寿命を延ばすため、清潔で気持ちの良いお口を私たちと維持していきましょう。
定期検診ではこのようなことを行います
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1問診
お口の状態を精密に診査・診断するために、診察や歯周病検査、レントゲン撮影などを丁寧に行います。
あわせて、患者さまの生活習慣の確認やお口全体の状態についてのチェックを兼ね、時間をかけてカウンセリングを行います。 -
2お口のクリーニングと歯磨き指導
歯科医院だからこそ可能な専門的な機器を用いて、お口の中をきれいにクリーニングします。ご自身の歯磨きだけでは落とせない歯石やバイオフィルム(細菌が集まった歯垢のかたまり)を取り除くことができます。
また、磨き残しの状態を確認し、セルフケア指導もいたします。患者さまのお口の状態に合わせた歯磨き方法や適切なブラッシングをご指導し、デンタルグッズのご提案もいたしますので、むし歯や歯周病予防にお役立てください。- スケーリング
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毎日、丁寧に歯磨きをしているはず…と思っていても、歯垢や汚れは残ってしまいがちです。特に硬くなった歯石などは通常の歯磨きやクリーニングでは落とすことができませんので、専用の機器で取り除く必要があります。
定期的に歯科医院に通い、落としきれなかった歯垢や歯石はプロの手で除去してもらいましょう。
- PMTC
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歯科衛生士が専用の機器と薬剤を使用して行うプロフェッショナル・クリーニングです。細菌のかたまりであるバイオフィルムも徹底的に取り除き、歯の表面をツルツルにして汚れや細菌が付着しにくい状態に仕上げます。
おうちでできる予防

できるだけ磨き残しがないように、適切な歯磨きの方法を身につけることも大切です。
そこで当院は「予防ケア」のなかで特に歯磨きを1番のポイントに挙げて、皆さまへの指導に力を入れています。
まずは、患者さまごとに異なる磨き残しのポイントをチェック。結果に合わせてより効果的な磨き方をアドバイスいたします。基本の磨き方から、さらにステップアップしたセルフケアの方法もレクチャーいたします。日々の歯磨きにプラスして、予防効果を上げていきましょう。
歯ブラシ・歯磨き剤を変えてみましょう

歯ブラシ選びは、自分の歯並びや歯肉の状態にあわせて選ぶのがポイント。
そして月に1度を目安に新しい歯ブラシに交換することが大切です。
歯磨き剤は用途に応じてさまざまな種類のものがあります。汚れを落とす効果の高いもの、歯質を強化するものなど、目的やお口の状態にあったものを選びましょう。
当院でも患者さまのお口の状態にあった歯ブラシや歯磨き剤の選び方をお伝えいたしますので、迷われたときはいつでもご相談ください。
デンタルフロスを使ってみましょう

歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目は磨き残しも多い箇所です。歯ブラシだけではきれいにしづらいこのような箇所は、デンタルフロスや歯間ブラシも併用して磨き残しを減らしましょう。適切な使い方を定期検診の際にご説明いたします。気になることなど、遠慮なくお尋ねください。
洗口液を使ってみましょう

歯周病に悩んでいる、むし歯ができやすいなど、患者さまごとにお口の状態は異なります。お口の中のトラブルを起こす細菌を減らすためには、ご自身のお口の状態にあった洗口液を用いることも効果的です。
また、就寝中は唾液の分泌量が減るため、むし歯や歯周病の原因となる細菌が増えやすくなります。そこで洗口液で口をゆすぐのは、就寝前がおすすめです。